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【塗料販売店】遮熱塗料の特徴や選び方について

【塗料販売店】遮熱塗料の特徴・種類・選び方をご紹介!

遮熱塗料が注目を集める背景には、温暖化の進行と共に増大傾向にある建築物のエネルギー効率化のニーズがあります。こちらでは、塗料販売店がそのようなニーズに応える遮熱塗料の役割・機能・選び方からその性能を測定するJIS規格に至るまで、幅広く解説していきます。

遮熱塗料の特徴・種類・選び方を解説!

遮熱塗料とは?

遮熱塗料とは、太陽光の熱を反射し、屋根や壁の表面温度を抑える塗料のことです。これにより、建物の内部温度の上昇を抑制し、涼しい室内環境を維持します。この効果は塗料に含まれる遮熱顔料によるもので、この遮熱顔料が太陽光の波長のうち温度上昇の原因となる近赤外線を効果的に反射します。その結果、屋根や外壁の蓄熱を抑制し、熱の侵入を防ぐのです。さらに、遮熱塗料は建物の耐久性向上にも貢献します。日中の蓄熱や昼夜の温度変化による膨張収縮が建物の劣化の原因です。遮熱塗料はこのような温度変化を低減し、建物を保護します。

遮熱塗料の種類

遮熱塗料には、水性塗料と油性塗料の2つがあります。水性塗料は乾燥が速く、施工が容易ですが、耐久性は油性塗料と比べて劣る場合があります。一方、油性塗料は耐久性が高いですが、乾燥に時間がかかる点が特徴です。

遮熱塗料の選び方

遮熱塗料を選ぶ際の基準は、以下の3つです。

日射反射率の高い塗料を選ぶ

日射反射率の高い遮熱塗料を選ぶことが重要です。遮熱塗料は太陽光を反射させることで建物表面の温度を下げる効果をもっています。選ぶ際には、熱反射率が高く、白色に近い遮熱塗料を選ぶことが効果的です。

耐候性の高いものを選ぶ

耐候性の高い遮熱塗料を選ぶことも重要です。塗膜の劣化や汚染が起きると、遮熱効果が発揮できなくなります。遮熱塗料自体は耐候性が高いですが、建物の周辺環境や費用対効果を考慮して慎重に選ぶ必要があります。

塗りやすいものを選ぶ

塗りやすく、仕上がりがよい遮熱塗料を選ぶことも大切です。塗装の仕上がり具合は遮熱効果に直結しますので、塗りやすい遮熱塗料を選ぶことが重要です。

遮熱塗料における業界評価基準とは?

★3評価

消費者が遮熱塗料の性能を判断する際、最も分かりやすい指標は星の数です。日本塗料工業会は、遮熱塗料の性能を客観的に評価するため、明度に基づいて遮熱性能レベルを星マークの数でランク付けしています。

このシステムにより、消費者は星の数を見るだけで、さまざまな遮熱塗料の性能を簡単に比較し、選択することが可能になります。

こちらでは、遮熱塗料の性能を客観的に評価・比較するために役立つ、JIS規格で定められた遮熱性能基準「JIS K 5602(塗膜の日射反射率の求め方)」「JIS K 5675(屋根用高日射反射率塗料)」「JIS K 5603(塗膜の熱性ー熱流計測法による日射吸収率の求め方)」について詳しく解説します。

2017年に制定された「JIS K 5603(塗膜の熱性ー熱流計測法による日射吸収率の求め方)」にフォーカスしながら3つの基準を紹介しますので、遮熱塗料を選ぶ際にお役立てください。

JIS K 5602(塗膜の日射反射率の求め方)

塗膜の日射反射率とは、太陽光全体のうち、塗膜によって反射される光の割合を表します。この方法では、近紫外・可視光・近赤外それぞれの波長域における日射反射率を測定します。

JIS K 5675(屋根用高日射反射率塗料)

屋根用高日射反射率塗料は、日射反射率が一定の基準値以上を満たす塗料です。この基準は、屋根の表面温度上昇を抑え、室内温度上昇を抑制することを目的としています。

JIS K 5603(塗膜の熱性ー熱流計測法による日射吸収率の求め方)

上記の2つの測定方法は、室内への熱伝達や消費者の理解という点で課題がありました。また、遮熱塗料には高い太陽光反射率を持つものが多いですが、断熱性や放射効果を利用して遮熱を促す製品も存在し、単に反射率のみで全ての塗料の性能を平等に評価することは不可能でした。

これらの課題を解決するため、遮熱塗料の性能を客観的に評価し分かりやすく表示することで、消費者に遮熱機能の理解を促進し、認知度向上と普及を目的として、JIS K 5603「塗膜の熱性能-熱流計測法による日射吸収率の測定方法」が制定されました。この方法では、人工太陽光を用いて塗膜を通じて室内に伝わる熱量を直接測定し、反射、放射、熱伝導などの要素を総合して評価します。

一般社団法人日本塗料工業会は、この測定に基づいて、塗料の遮熱性能を星の数でランク付けし、これによって多様な製品を横並びで比較・評価することが可能になりました。メーカーは、この試験結果に基づいた星の数を日本塗料工業会に登録し、認定された遮熱性能を製品カタログに記載することができます。これにより、消費者は星の数を見るだけで製品の遮熱性能を簡単に判断できるようになりました。

遮熱塗料についてご不明点などありましたら、遮熱塗料をはじめ、防水塗料など多様な塗料を取り扱う塗料コンサルタント・有限会社北海屋までお気軽にお問い合わせください。豊富な知識と経験で、お客様に最適な塗料をご提案します。

防水塗料・遮熱塗料をお探しならご相談ください!

遮熱塗料を施工した屋根

遮熱塗料は、熱反射率の高いものを選ぶことがポイントです。次に、「耐候性」です。遮熱塗料は屋外で使用されるため、紫外線や雨風による劣化が考えられます。そのため、耐候性の高いものを選ぶことが重要です。

遮熱塗料・防水塗料をお探しでしたら、有限会社北海屋をご利用ください。お客様のご要望をもとに、適切な塗料をご提案させていただきます。日本ペイント株式会社など様々なメーカーの商品を取り扱っていますので、ぜひ商品一覧をご覧ください。

また、遮熱塗料に限らず防水塗料など、塗料に関するお困りごとがある際はお気軽にご相談ください。

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