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屋根のさび止め塗料で失敗しない色選び!ポイントを解説します

 

屋根塗装の場合、下塗り材としてさび止め塗料を塗るのがおすすめです。

 

さび止めとして屋根の持ちを良くするだけでなく、上塗り塗料と密着し、色上がりを良くすることも期待できます。

 

しかしこのさび止め塗料の色選びを間違うと、その後の仕上がりに大きく影響することもあるので注意が必要です。

 

今回は屋根塗装の下塗りさび止め塗料の色選びについて、ポイントを解説します。

 

 

さび止め塗料の色選びポイント①上塗り塗料の色が何か

 

上塗りの屋根塗料を何色にするかによって、下塗りのさび止め塗料の色が変わってきます。

 

特に濃い色(ブラック・エンペラーブルー・チョコレートなど)の顔料が多い上塗りの場合は、さび止め塗料でどの色を使っても色上がりがハッキリしやすいです。

 

そのため、さび止め塗料は手持ちの色味やブラック、上塗り塗料はチョコレート、という組み合わせも多くあります。(こだわって上塗・下塗をほぼ同じ色で仕上げる職人さんもいらっしゃいます。)

 

一方、淡い色(モスグリーンS・鮮やかな色味のオレンジなど)の顔料が少ない上塗りの場合は、かなり注意が必要です。

 

下塗り材で濃い色を使ってしまうと、上塗り材をどんなに重ねても「乾くと下塗り材の色が透ける」ようになって、なかなか思うような色にキレイに仕上がらないということがあります。

 

 

上塗り塗料の色 下塗りさび止め塗料の色
濃い・暗い色(ブラックなど) 基本はどの色でも可
淡い・明るい色(モスグリーン、オレンジなど) 白または明るいグレー

 

 

屋根の色については、地域や気候、東日本や西日本によってもかなり好みが変わります。

 

例えば東北や雪の多い地域では、寒色や濃い色の屋根が好まれる傾向にあります。

 

 

上記はあくまでイメージですので、もちろん寒冷地でも淡い色の屋根を好まれる方はいます。

 

住宅の色合いは気候だけでなく、周辺地域・壁との色合いなど様々な要因が関係します。

 

しかし、お願いする塗装職人さんがどれだけベテランであっても、寒冷地的な「濃く暗い色の屋根塗装に慣れている」場合、

 

淡い色の屋根はさび止め塗料の色に注意しなければならない」ことに、うっかりしてしまう

 

ということはあり得るかもしれません。

 

塗料を販売する私たちも、引き続き気を付けてお声がけしてまいります。

 

 

さび止め塗料の色選びポイント②色による遮熱

 

屋根塗り替えによる省エネを期待したいとき、遮熱機能を持つ塗料が選ばれます。

 

その際、下塗り塗料も「白」など反射しやすい色がおすすめです。

 

例えば日本ペイントの遮熱塗料「サーモアイシリーズ」の下塗り材も白一色のみの展開です。

 

その上に濃く暗めの色を上塗りに使うとしても、(もちろん白みのある明るい色の方が遮熱効果は高くなります)

 

せっかく上塗りを遮熱塗料にして効果を期待するのであれば、下塗り材は白などの明るい色味にしてみましょう。

 

 

まとめ:きれいな仕上がりのために、さび止め下塗り材の色に気を配ろう

 

いかがでしょうか。

 

上塗りで色を2回重ねるとしても、下塗り材の色選びは重要です。

 

ぜひ注意して、上塗り材とセットでお求めください。

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